変化と混迷の時代に、パーパスという羅針盤を持って進んでいく
現代は変化と混迷が入り混じる時代です。1年前の出来事がまるで別の時空にあったかのように感じ、1年後の未来は予測が難しい状況が続いています。
国際的な政治・経済の変動、新たな感染症の広がり、気候変動、急速な技術の進化、未経験の人口構造変化など、これらの要素が絡み合い、私たちの生活に大きな変化をもたらしています。
このような状況では、個人も組織も、どの方向に進むべきかについて迷いが生じるのは当然です。まるで未知の海で漂う小舟のような不安を感じることもあります。しかし、この混沌とした時代を乗り越え、確かな進路を示す手がかりがあります。
新しい方向を見つけるためには、外部の情報や与えられた判断基準ではなく、私たち自身の「内側」に焦点を当てる必要があります。その手がかりが、「パーパス(存在目的)」です。
個人も組織も、何らかの「理由」や「意味」を持って存在していると感じています。日々の活動やビジネスの中で成功を追求していても、何かが足りないと感じる瞬間があります。真のWell-Beingな人生や、自律した有機的な組織には、深い「理由」と「意味」が不可欠です。
・私が存在する理由は何か?
・私はこの世界で何に貢献できるのだろうか?
・この組織はなぜ存在するのか?
・私たちの組織の活動にはどのような意味があるのだろうか?
これらの問いに答え、私たち自身の「羅針盤」になるものこそ「パーパス(存在目的)」です。それは変動と混迷が絶え間なく訪れるなかで、確かな進路を示唆してくれます。これまでの前提を変え、開かれた意識で「パーパス」を見つめることで、新たなパラダイムへのシフトが可能となり、創造的かつ意義深い人生やビジネスが築かれることでしょう。