Yasuda Kenichi

安 田 健 一

同志社大学法学政治学科卒業後、大手機械メーカーに就職、経理部・販売部を経験、売上実績で数回の表彰を受ける。2015年に中小企業診断士として独立、事業再生に取り組んだ後、現在は成人発達支援・組織進化支援に注力する。2020年12月に有志とNexTreams合同会社を設立、次世代型組織(自己組織化組織)の導入支援サービスを提供している。

取得

中小企業診断士(経済産業省認定資格)
Immunity to Change®(ITC)認定ファシリテーター
True Purpose Coach Training 終了

S t o r y

Spinning Shift 始動に至るまでの経緯

Kenichi’s Story

同志社大学法学部政治学科卒業後に大手機械メーカーに就職し、経理部を経て、販売部を経験しました。特に自動車・1次サプライヤー向けに工作機械の営業を16年つとめ、顧客業界の設計・生産思想から、顧客や人がどう動くのかを理解・予測して国内外で営業をかけていく、独自のスタイルで販売実績をあげました。この体験から、理論・実践の融合の大切さ、業界構造や人間関係のダイナミズムを学びました。

リーマンショックの時に、受注量が10分の1以下になる体験をし、自分自身の力を培うため中小企業診断士の資格取得を始めました。もとの直感的・本質的に捉える特性に加えて、この時に、論理的に考えるトレーニングを徹底的に積みました。また、会計数字の理解と会社組織の全体像を捉える力を培いました。

中小企業診断士の資格取得後、39才の時にコンサルタントとし独立。「中小企業診断士・コンサルタントの本分は事業再生」だと考え、事業再生分野にのめり込みましたが、「企業はなぜ事業再生に至ってしまうのか?」という疑問が湧き、組織が有機的に健康的に進んでいれば事業再生に至らないのではないか?と思いだしました。

独立後に多忙を極める中、この時期プライベートでも多くの試練が訪れました。ユングのいう「人生の正午」「中年の危機」の時期に入り、自分自身と向き合う・再定義することに直面しました。この人間の成長発達の過渡期にさしかかったタイミングで、組織開発に出会います。

ここから、システム思考・U理論・プロセス志向心理学・学習する組織・Holacracyなどの自己組織化組織・NVC・成人発達理論・インテグラル理論、など、次の時代のOSであろう分野に関心が向かい、海外のワークショップにも参加し、今も学び続けています。

中小企業診断士・コンサルタントの枠組みを超え、より本質的な支援に注力するため、2019年の12月に居住先を愛知県から京都に移し、これまでの仕事を一度見直しました。そして、それぞれの持つパーパス(存在目的)から組織開発や人材育成、業績改善のサポートをするサービスとして再定義し直し、ブランドネームも新たに「Spinningshift」として今に至ります

またこのほか、個人でのサービス・コンサルティングと並行して、「組織が自己組織化し、本当に取り組みたいことに集中する」ことを可能とする、次世代型組織の導入支援を行うNexTreams合同会社を有志と設立しました。このNexTreamsでは自ら自己組織化組織で進め、実務レベルのノウハウを蓄えながら、顧客にサービス提供をしています。